こんにちは、大阪でライフオーガナイザーをしております原田裕子(はらだひろこ)です。
前回の記事では、「片づけには正解がない」ということに気づき、ライフオーガナイザーという考え方と出会ったお話をしました。今回は、資格取得を決意し、学びを深めていく過程をお届けします。
ライフオーガナイザー1級資格への挑戦
ライフオーガナイザーの理念を知った私は、「もっと深く学びたい!」という強い思いから、1級資格取得 を決意しました。
この資格では、単なる収納術ではなく 「価値観を尊重しながら片づけを進める方法」 を学ぶことができます。私にとって、整理収納アドバイザーとして感じた限界を乗り越えるための新しい視点になると確信していました。
学びを進める中で印象的だったのは、ライフオーガナイズが 「片づけをすることが目的ではない」 という考え方。
「片づけは暮らしをより快適にするための手段であり、どんな状態が心地よいのかは人によって違う」
この言葉に、私は大きく共感しました。
「家族の片づけ」を考え始めた瞬間
資格取得を目指して勉強を進める中で、ふと「私の家族はどう感じているんだろう?」と考えました。
以前、整理収納アドバイザーとして活動していたときは、私の基準で片づけを進めていました。でもライフオーガナイザーの考え方では 「本人がどうしたいか」 を大切にすることが基本です。
そこで、夫に「片づけについてどう思う?」と聞いてみました。
すると、夫は「自分のモノは簡単に手放したくない。でも、家がスッキリしている状態は気持ちいいよ」と言いました。
「じゃあ、どうすれば心地よいと思う?」とさらに尋ねると、夫は少し考えてからこう答えました。
「いきなり全部捨てるより、まずは使い道を考えて、必要かどうかを判断したいな。モノによっては手放してもいいけど、納得できる形で整理したい。」
この瞬間、私は 「片づけは人それぞれのペースがある」 ことに改めて気づきました。
夫は感覚的に「スッキリしたい」という気持ちを持っていながら、最終的な決断は論理的に慎重に行いたいタイプだったのです。
資格取得後の新たな一歩
こうした気づきを経て、私は ライフオーガナイザー1級資格を取得!
資格を取得したことで、「価値観に寄り添う片づけ」という考え方がより深く身につきました。
整理収納アドバイザーとして活動していた頃とは違い、「私のルールで片づける」のではなく、相手の価値観を考えながら片づけを進められるようになったのです。
「片づけの正解を決めるのではなく、その人が納得できる方法を一緒に考える」
この新たな視点を持って、私は本格的に ライフオーガナイザーとしての活動 をスタートすることになります。
次回予告|ライフオーガナイザーとしての初仕事!
資格を取得した私は、ライフオーガナイザーとしての初めての仕事に挑戦します。クライアントの価値観を尊重しながら片づけを進める中で、新たな学びがありました。次回は、初仕事のリアルな経験をお届けします!
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