第七話|価値観を活かす収納の工夫 ~片づけた後の快適空間~

ライフオーガナイザーになるまでのリアル奮闘記

初めてのクライアントとの片づけ作業を終えたとき、こんな言葉を聞きました。

「片づけてスッキリはしたんですけど、どうも収納がしっくりこなくて…。」

これはとても大切な気づきです。
片づけが完了した後に 収納方法が合っていないと、結局使いづらくなってしまう ことがあります。

そこで、クライアントの 価値観に合った収納スタイル を考えていくことにしました。

収納には 「機能性」 を重視するタイプと 「視覚的なスッキリ感」 を求めるタイプがあり、人によって 収納の「心地よさ」の基準が違います

例えば、
左左脳タイプ → ルールが明確な収納を好む(ラベリング・分類)
右右脳タイプ → 感覚的に心地よさを感じる収納を好む(ディスプレイ収納)
左右脳(右左脳)タイプ → バランスよく収納したい(機能性+見た目を両立)

今回は、クライアントの価値観を深掘りしながら 「快適に暮らせる収納」 を見つけていきました。

クライアントの収納の違和感をなくすために、以下の工夫を取り入れました。

① 使う頻度に合わせた収納配置
→ よく使うものは 「すぐに取り出せる場所」 に収納し、あまり使わないものは奥へ。
🔸 毎日使うアイテム → 取り出しやすい場所に
🔸 週1回使うアイテム → 少し奥に収納
🔸 軽い季節モノ → クローゼットの上段へ

② 見た目のスッキリ感と機能性のバランスを調整
→ 「スッキリ収納がいい」と言いつつ 「どこに何があるか分かりやすいのが理想」 という価値観だったため、
🔹 扉付き収納を活用しつつ、ラベルで分類
🔹 見せる収納部分は、お気に入りのアイテムを飾る

③ 収納を「試しながら調整できる」仕組みに
→ 最初から完璧な収納を作ろうとせず、「使いながら調整できる収納」 にすることでストレスを軽減!
🔹 一度収納を決めても 「本当に使いやすいか?」 を2週間試す
🔹 使いにくい場合は 配置を変更して柔軟に対応

クライアントは、収納方法を調整したことで 「家にいる時間が心地よくなった!」 と話してくれました✨

「片づけることだけじゃなくて、収納の仕組みが整うとこんなに違うんですね!」

収納は 「モノをしまう場所」 ではなく 「暮らしを快適にする工夫」 なんだと改めて実感しました。

収納を整えたあと、「片づけを続けるための工夫」が次の課題になります。次回は、左右脳タイプのクライアント様とのオーガナイズ事例 を通じて、柔軟に片づけを習慣化する方法を紹介します!

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