第一話: 忙しい日々と葛藤 ~片づけとの出会い~

ライフオーガナイザーになるまでのリアル奮闘記

私は、夫と共働きをしながら、年子の息子たちの育児をしていました。毎日が怒涛のような忙しさで、自分の時間はほとんどなく、「やりたいこと」も「やらなくてはいけないこと」もすべてが中途半端に終わる日々でした。

当時は、自分に余裕がなく、子供たちの話を聞くふりをしながらも、頭の中は次の段取りのことでいっぱいでした。 保育園に毎日提出する連絡帳もほぼ空欄。何があったか思い出せず、書けないことも多かったのです。洗濯物の量もすごく、帰宅後に洗濯をしても子供と一緒に寝落ちしてしまい、干し忘れることもしばしば…。その結果、保育園のお着替えを借りることが習慣になってしまいました。

周りのママたちはうまくこなしているように見えて、「頑張っているはずなのに、なぜこんなにうまくいかないんだろう?」と情けなく思う日々。当然、料理もまともに作れず、ベビーフードやレトルトのお子様カレーに何度も助けられました。部屋も荒れ放題で、子供の持ち物のカラフルさが視覚的に負担に感じるほど。(どうして子供のモノってあんなにカラフルなんでしょう?) そんな中、気分転換のために外出することが増え、その結果、家はさらに散らかり、お金も使いすぎてしまう…。

気が付けば、現実逃避のための外出が習慣になり、家計はいつも赤字。子供の持ち物が見つからず、結局2度買いしてしまうことも増え、気づけばどんどんモノが増えていく…。という負のスパイラルに陥っていました。

「どうして私だけこんなにできないんだろう…」と感じながら過ごしたある日、一念発起して私は現状から抜け出すためのヒントを探し始めました。片づけの本や雑誌を読み漁り、試行錯誤を繰り返す中で、片付ければ心も軽くなるのではないかと気づきました。そこから家族の笑顔と私の心の安寧のためにできることはないだろうか?とお片付けの本や雑誌を買いあさり 読みまくり、マネをする。ですが、初めて挑戦した片づけはうまくいきませんでした。

家具や収納用品が増えるだけで見えないようにモノをつっこんでいるだけで、実際は何も変わっていない。 というか、家具や収納用品の分だけお金もスペースも減っていく。 あれ?本当にこれって片付いているのかな?これが私のしたかった暮らしなのかな?

家具や収納用品を増やして隠すだけの方法では、家は片づいたように見えても、実際には何も変わっていなかったのです。

次回は、私が整理収納アドバイザー資格に挑戦し、片づけに対する新たな学びを得た過程をお話しします。片づけを通じて感じた成功と課題とは?ぜひお楽しみに!

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